この家は、一代で終わらせるには価値がありすぎる。

長持ちする家をとことん追求し続ける社長のブログ

2011年03月

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今回の震災で猪苗代町に避難している児童、生徒が、猪苗代小学校・中学校に転入することになったとのことで、猪苗代青年会議所より制服や学用品等の協力願いが届き、早速、子供達のランドセルなどをかき集め、届けてきました。

まぁ、ここまでは、どこにでもある話だと思うのですが、この件で色々と話を聞くと、とんでもない事がわかりました。


猪苗代町で正式に受け入れを決定した迄は良かったのですが、教育委員会の説明会に被災者の父兄が参加したところ、ランドセルや制服や運動着、細かく言うと鉛筆や消しゴムも何もないのでどうしたら良いかという相談に対し、

「無いなら無いでしょうがない。」


との返答だったとの事・・・・・。


それはないだろうと、それを聞いた青年会議所のメンバーが、会員を始め、OBなど協力を依頼したという経緯らしいのです。



地元猪苗代町の恥をさらしたくはないですが、今回ばかりは情けなく思います。

念のため言っておきますが、役場職員を始め、一生懸命やっている人達がほとんどです。
しかしながら、こんな対応しか出来ないという事は、肝心のリーダー(教育長)が、駄目なんでしょうね。
こんな時こそリーダーシップを発揮出来なくて、どこがリーダーなのでしょう。

全て、行政に責任も何もかもおわせる訳ではなく、我々民間人が、このように率先して行動する事は大事だと思うのですが、あまりにも対応が悪すぎます。



また、こんな情けない話もありました。

猪苗代町は、温泉やスキー場がたくさんある県内屈指の観光地です。

ホテル、旅館、民宿はかなりあります。

今回の震災は、災害救助法が適用され、簡単に言えば、ホテル旅館等への避難者の受入に補助金がでるのです。

今後、GWも夏休みも、来年のスキーの修学旅行のキャンセルまで出ているといいます。

総ベッド数が15,000もありあすが、ほとんどガラガラです。

これは、被災者だけでなく、観光業界の救済にもなるので、これは行政としていち早く動かないと駄目だと、私でも思いました。

しかし、、、

これを知った旅館業の人が猪苗代役場に行ったところ、とりあってもらえなかったとの事・・・。

隣の北塩原村や磐梯町など対応しているらしく、話によると、トップが率先して動かないのは、猪苗代町だけらしいです。


今の民主党と同じですね、猪苗代町の行政は・・・

いや、それ以下かも。



いずれにしても、残念ながら日本は、行政や政治家に期待するほうがおかしい時代になってしまいました。

今までは、、

しかし、この震災で亡くなった方の命を無駄にしないために、この歪んだ日本をこれを機会に直さなければいけない、いや、きっと、日本は強く復活するという期待を皆少なからず持っていると思います。


でも、テレビなどの情報だけですが、管総理をみても、一番変わらなければいけない政治家、リーダー達が全然変わりそうもないですね。

誰とは言いませんが、リーダーシップが無いリーダーは、自覚してすぐに辞めるべきですね。

その時はせめて、石川遼君くんを見習い、退職金を寄付したら良いと思います。


もし、何か、ご協力していただける方は、猪苗代青年会議所までお願いします。

社団法人猪苗代青年会議所

〒969-3133
福島県耶麻郡猪苗代町千代田字扇田13-4
TEL:0242(62)4604
FAX:0242(62)3599

昨日、地震保険のことを書きましたが、改めて再確認の意味で

まず、地震保険は、全損でも満額の50%しか出ません。

もちろん査定基準はありますが、その査定が厳しいらしいです。

保険会社としては、なるべく出したくないので少なく見積もります。

分からない人は、泣き寝入りです。



要するに、地震保険に入っているから大丈夫と安心してはいけないと言うことです。

万が一、全損しても半分しかでません。

例えば、2500万の家で、1250万です。

返済を初めて10年くらいでは、おそらく元金はほとんど減っていませんので、10年後に地震で家が全壊し、同じ家に建て直すとすると、仮に保険会社で全壊と認定したとしても、単純に3750万の借金をしなければいけないということになります。



では、どのようにリスクを回避すればよいのか。

答えは、当たり前ですが、「丈夫な家」をつくることです。

ただ、どんなに丈夫な家を建てても、今回のような、津波や崖崩れ、液状化現象などは防げませんので、できるだけ安全な建築地を選ぶことが大前提になります。



しかし、驚くことに、この当たり前のことを知らずに建てている人が多いのです。

「免震構造・耐震構造・制震構造」と聞いたことがあるかと思いますが、それらを売りにしたメーカでも今回の震災で損壊が多く、クレームが多発していると聞きます。

今回のような万が一の地震のために、高いお金を払ったにもかかわらず、損壊したのですから、文句を言いたくなるのも分かります。

また、国が認定している長期優良住宅が、実験で壊れた映像はあまりにも有名です。

多分、メーカーは、阪神大震災を想定してたのですが、今回はその予想を・・・とでも言うのでしょうかね。


では、どうすればよいのか、

長くなりそうなので、この続きは後ほど

本日は、猪苗代町内で今回の震災の被害にあった方からの依頼があり、「見積もり」の下見に行ってきました。

見たところ、東西にかなり傾いていて、東西の建具は全て開かず、2階の梁もずれているような状況でした。


地震保険に入っていたので、我々が行く前に保険会社の調査員が来て査定をしていったのですが、なんと、被害査定(保険金がどのくらい出るか)は、10%だと言われたとのこと。

さらに、地震保険は火災保険の半分しか出ません。要するに、5%の査定だということです。

仮に3000万の火災保険(地震保険)に入っていたとすると、その5%なので150万・・・あんまりです。。

一応、業者さんに見積もりを出してもらってくださいと、、、


建築に携わっている人が見たら、10人中10人が全壊と認定するような状態です。

直すには、全部壁をとって柱と屋根だけ残し傾きを直して作り直すしか方法がない状態ですので、要するに、新しく建て直した方が安くすむような状態です。


あまりにもひどいので、保険屋さんとお客さんの代わりに交渉を始めます。

できるだけ保険金を出したくないのは分かりますが、あまりにもひどいですね。


今回無事だった方も、地震保険に入っていれば安心というわけではないようですので、再確認が必要です。

全壊、半壊などの基準はこちらがわかりやすかったです。

本当に多くの皆様からご心配いただきありがとうございます。

昨日から仕事も再開し、本当に少しずつですが、正常な状態に戻りつつあります。


が、、、


福島原発問題だけは、まだまだ現在進行形で予断を許しません。

例え、このまま順調に終息したとしても、その後が大変心配です。


福島県は、農業、漁業はもちろん、地元猪苗代をはじめとした観光業もほぼ、壊滅状態になる事が予想できます。

さすがの私もこの原発に関しては、いくら考えてもネガティブな考えしか出てきませんね。


福島だけではなく、茨城をはじめとする近隣県、そして、停電の影響を受ける東京をはじめとした関東まで、ものすごい悪影響が出る事は、専門家でない我々でも容易に想像できます。


東電や国に、補償を求めただけでは到底すむ問題ではありません。



そういえば、聞いた話でオフレコですが、猪苗代の避難所に避難している方々に、地元の人たちがおにぎりとか炊き出しをボランティアでやっているのですが、

「大きすぎて食べにくい」

とか、

地元ライオンズクラブで温泉へ無料送迎バスを毎日出しているのですが、

「あっちの温泉はいやだ」

とか、信じられないクレーム?があるとのこと。


まぁ、一部の人たちでしょうが、各避難所において、ストレスもピークに達しているでしょうし、しょうがない部分もあると思いますが、平和な日常では出てこない色々な人間模様がこれから出てくるのでしょうね。


日本人のマナーの良さなどを、海外では驚いているとのニュースがありますが、本当の評価はこれからだと思います。


今は、ある意味福島原発問題にほとんどの福島県民を始め、国民の視線が向いていると思います。

これが収まった時、初めてすべての国民がリアルな現実を直視する時がきます。

そのときに、一人一人がどう考え、どう行動するか。。。


理想は、総理大臣をはじめ、各組長さんが強烈なリダーシップで一つの方向を定め、国民を引っ張っていってくれればと思いますが、、、

せめて、半分くらいは期待しましょう。。。


今、建築業界は復興需要だの、合板が足りなくなるだの大騒ぎですが、私は、絶対に1mmもブレずに、「0宣言の家」を追求し、一人でも多くの方々に提供する事で、この国の再建に関わっていきたいと思っています。


「がんばろう福島!がんばろう東北!がんばろう日本!」

本日22日より、猪苗代本社および郡山営業所の業務を再開いたしました。

未だに、原発の問題、物流の問題等で、建築資材の納入がほぼ止まっている状態です。
物流が通常に戻っても、当初は被災地の復興が優先になるとの事で、現場に関しては通常業務に戻るには、今しばらくかかる事が予想されます。


現在着工中のお客様には、震災時に工事を一時ストップする旨、了承を頂きましたが、今後のについて不安だと思います。

本日中に、各関係各所に確認をして、現場近隣の状況や資材の納入状況などを確認し、今後の見通しを個別にご連絡させていただき、可能な現場より順次再開させていただきます。


また、既にお住まいのオーナー様の、点検、補修等に関しましては、急を要する部分以外は、事態が落ち着き次第順次対応させていただきます事をご了承いただければと思います。


グリーンライフでは、被災された多くの方々はもちろん、商談中から工事中、既にお住まいのオーナー様まで、出来る限りの対応をさせていただきたいと思います。

何か、お気づきの点がございましたらご連絡を頂ければと思います。


「がんばろう福島!・がんばろう東北!・がんばろう日本!」

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