Q.ログハウスやティンバーフレームを見学しましたが、大きな割れがありますが、大丈夫なのでしょうか?
結論から先に言いますと、一般在来住宅に使用されている10センチ角くらいの柱の大きな割れは、問題がある場合があります。
しかし、ログハウスやティンバーフレームで私たちが使用しているウエスタンレッドシーダーは、割れ、狂いが他の材と比べ、非常に少ない材ですし、例え大きな割れが発生した場合でも、柱や梁が真っ二つに割れることは無いので、構造上は問題はありません。
風雨にさらされる外部が割れた場合、その割れから雨水等が進入し、腐れの原因になることがありますので、コーキング等のメンテナンスは欠かせませんが、レッドシーダーに関しては、カナダではトーテンポールや電柱に使用されているなど、優れた耐久性がありますので、割れが原因で腐ったログハウスやティンバーフレームは今のところ見たことがありません。
そもそも、我々がこだわっている「無垢の木」は、割れたり、ねじれたりします。
何故か、それがいつの間にか日本ではクレームとなり、
「無垢材」=「割れる、ねじれる」=「ダメな木」という”都市伝説”が出来上がってしまいました。
ログハウスから始めた自分にとって、そうした日本の住宅業界の「常識」に驚きました。
ログハウスやティンバーフレームは、通常より太い丸太(角材)を使用します。
それに使用する木材は、内部まで乾燥させ、日本の銘木のように、ほとんど割れやねじれないようにするには、時間とかなりのコストがかかり、現実的ではありませんので、グリーン材(未乾燥材)を使用します。
当然、時間の経過と共に割れます。
中には、手の指がすっぽり入るくらい割れてしまう木がありますが、構造的には何の問題もありません。
そして、我々がログハウスやティンバーフレームに使用しているウエスタンレッドシーダーは、年輪が細かく、ほとんど小さな割れで収まり、指がすっぽり入るほど割れる木は、2割も無いくらいです。
ちなみに、日本で、一般に流通している杉やヒノキの丸太は、半分以上の確立で大きな割れや狂いが発生します。
グリーン材でも割れや狂いが少ないことも、我々がレッドシーダーを選ぶ理由の一つでもあります。
ログハウスやティンバーフレームで家を建築する方は、このような木の特性を十分に理解して、その割れを楽しむくらいの気持ちがないと、おすすめ出来ません。
乾燥材を使用している一般木造住宅でも、完成後、木の割れる音がします。
どうしても、割れや狂いが我慢できないけど、木造でたてたいという方は、伊勢神宮のようにお金に糸目をつけずに建てるか、集成材で建てるかしかありません・・・
ちなみに、私たちは「集成材」は絶対に使用しません。
集成材は、割れない、ねじれないはもちろん、一定の品質で大量生産も出来るなど、無垢材のデメリットを無くしてしまいました。
一般的には、そうしたメリットしか知られていませんが、もちろんデメリットもあります。
無垢材、集成材共に、メリットとデメリットがあるわけですので、全てを理解した上で選択することが大事だと思います。
私たちは、それら全てをトータル的に熟考し、ログハウスやティンバーフレームの構造材としてレッドシーダーを選択しています。
以下は、Wikipediaより引用です。
集成材のデメリット
1.無垢の木材よりも製造コストがかかり、無垢材より高価につく場合も少なくない。
2.技術的に未熟な製品では、接着面がはがれ隙間ができる場合がある。
3.接着剤として耐水性のあるフェノール樹脂が使用された製品が多くなっているが、接着剤の加水分解によりホルムアルデヒドを放出し、、シックハウスの原因となる。ホルムアルデヒドを吸着するキャッチャー材も配合されているが、効果は完全ではない。燃焼(火災・焼却時)すると黒煙を出すなど、無垢材とは性格的に大きく違う。
4.集成材はそもそも水分に弱いが、耐水性を向上させるために、接着剤を大量に使用して樹脂を浸透させた高耐候集成材が開発されているが、反面前述のシックハウスや火災時の黒煙などの問題は拡大している。
5.梁に使用した場合は、同じ断面積の松材を比較して強度が弱い傾向にあり、集成材の梁はたわんでしまうことがある。
その他の良くある質問はこちらからどうぞ
結論から先に言いますと、一般在来住宅に使用されている10センチ角くらいの柱の大きな割れは、問題がある場合があります。
しかし、ログハウスやティンバーフレームで私たちが使用しているウエスタンレッドシーダーは、割れ、狂いが他の材と比べ、非常に少ない材ですし、例え大きな割れが発生した場合でも、柱や梁が真っ二つに割れることは無いので、構造上は問題はありません。
風雨にさらされる外部が割れた場合、その割れから雨水等が進入し、腐れの原因になることがありますので、コーキング等のメンテナンスは欠かせませんが、レッドシーダーに関しては、カナダではトーテンポールや電柱に使用されているなど、優れた耐久性がありますので、割れが原因で腐ったログハウスやティンバーフレームは今のところ見たことがありません。
そもそも、我々がこだわっている「無垢の木」は、割れたり、ねじれたりします。
何故か、それがいつの間にか日本ではクレームとなり、
「無垢材」=「割れる、ねじれる」=「ダメな木」という”都市伝説”が出来上がってしまいました。
ログハウスから始めた自分にとって、そうした日本の住宅業界の「常識」に驚きました。
ログハウスやティンバーフレームは、通常より太い丸太(角材)を使用します。
それに使用する木材は、内部まで乾燥させ、日本の銘木のように、ほとんど割れやねじれないようにするには、時間とかなりのコストがかかり、現実的ではありませんので、グリーン材(未乾燥材)を使用します。
当然、時間の経過と共に割れます。
中には、手の指がすっぽり入るくらい割れてしまう木がありますが、構造的には何の問題もありません。
そして、我々がログハウスやティンバーフレームに使用しているウエスタンレッドシーダーは、年輪が細かく、ほとんど小さな割れで収まり、指がすっぽり入るほど割れる木は、2割も無いくらいです。
ちなみに、日本で、一般に流通している杉やヒノキの丸太は、半分以上の確立で大きな割れや狂いが発生します。
グリーン材でも割れや狂いが少ないことも、我々がレッドシーダーを選ぶ理由の一つでもあります。
ログハウスやティンバーフレームで家を建築する方は、このような木の特性を十分に理解して、その割れを楽しむくらいの気持ちがないと、おすすめ出来ません。
乾燥材を使用している一般木造住宅でも、完成後、木の割れる音がします。
どうしても、割れや狂いが我慢できないけど、木造でたてたいという方は、伊勢神宮のようにお金に糸目をつけずに建てるか、集成材で建てるかしかありません・・・
ちなみに、私たちは「集成材」は絶対に使用しません。
集成材は、割れない、ねじれないはもちろん、一定の品質で大量生産も出来るなど、無垢材のデメリットを無くしてしまいました。
一般的には、そうしたメリットしか知られていませんが、もちろんデメリットもあります。
無垢材、集成材共に、メリットとデメリットがあるわけですので、全てを理解した上で選択することが大事だと思います。
私たちは、それら全てをトータル的に熟考し、ログハウスやティンバーフレームの構造材としてレッドシーダーを選択しています。
以下は、Wikipediaより引用です。
集成材のデメリット
1.無垢の木材よりも製造コストがかかり、無垢材より高価につく場合も少なくない。
2.技術的に未熟な製品では、接着面がはがれ隙間ができる場合がある。
3.接着剤として耐水性のあるフェノール樹脂が使用された製品が多くなっているが、接着剤の加水分解によりホルムアルデヒドを放出し、、シックハウスの原因となる。ホルムアルデヒドを吸着するキャッチャー材も配合されているが、効果は完全ではない。燃焼(火災・焼却時)すると黒煙を出すなど、無垢材とは性格的に大きく違う。
4.集成材はそもそも水分に弱いが、耐水性を向上させるために、接着剤を大量に使用して樹脂を浸透させた高耐候集成材が開発されているが、反面前述のシックハウスや火災時の黒煙などの問題は拡大している。
5.梁に使用した場合は、同じ断面積の松材を比較して強度が弱い傾向にあり、集成材の梁はたわんでしまうことがある。
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