ほとんどの中小の工務店の社長さんは、自分で何から何までやってきた人が多いと思います。

広報、営業、設計、見積もり、現場監督、大工、経理、etc・・・

私も、振り返ってみると、ほとんど一通り経験してきました。

振り返ってみると、今では自分でも信じられないくらいの仕事量をこなしていたと思います。


どうやってこなしてきたか、今考えると摩訶不思議です。

ひとつ言えるのが、1から10までプレイングマネージャーとして全ての実務に携わっていて、一連の流れ、やりかた、業務の中身を全て詳細に把握していたので、仕事の優先順位の決め方にハズレが少なかったのではないかと思います。

自分のやらなければいけない仕事の優先順位の付け方はもちろんですが、他の人に仕事を頼む時の優先順位の付け方も的確だったのではないかと思います。

また、優先順位だけではなく、仕事はキリがありませんので、「どこまでやるか」という判断も的確だったというか、バランスが取れていたのではないかと思います。

例えば、分かりやすくいうと、見積もりや予算を立てるにも、釘やビスを1本まで数えるか、大体の数字で良しとするか、、、

もちろん1本まで拾った方が正確ですが、、、、

効率とか、費用対効果を考えると、極端に言えば、釘やビスの価格を一切考えない方がトータル的には全てに良い結果になったりします。

「段取り八分」

という言葉があるように、段取り次第、考え方次第、優先順位の付け方次第で、仕事の時間が半分にも倍にもなったりします。

担当者、マネージャー、部長、社長

各リーダー次第で全てが決まると言われるのは、ここの考え方かなと思います。